かみくらの季節は美しく巡っていきます。
私たち日本人は、自然界と共生しその美しさからインスピレーションを受けて
「色の言葉」も紡いできました。
日本の古い色言葉と着物の文様とをかけあわせ
栗駒山麓・祭畤山の自然界をテーマに、
それぞれの客室を春夏秋冬になぞらえて、しつらえております。
いつお過ごしになられても、美しい自然界を味わえるかみくらで、
その時その時の季節のお部屋をお楽しみ下さい。
雲井
Kumoi
~季節の巡りを見守る空~
いつの季節も
空から光が絶えることはありません。雲井の間は一年を通して、季節の巡りを見守る、「雲の上」をイメージしました。ファブリックボードの立涌(たてわく)模様は運気上昇が込められた縁起の良い模様。
ゆらめく気流のなかに、雲模様をあしらいました。
特別室の雲井の間は、お部屋にお風呂が付帯しております。
(温泉ではございません)
萌黄
Moegi
~雪解け、春の悦び~
栗駒山麓・祭畤山の春。
镸い冬をぬけて、冷たい風が柔らかくなりはじめ、
ようやく芽吹いてきた新芽。
まだ深い緑にならない頃の、萌黄立つ植物たちや、そよ風、山々の春の悦びをイメージしました。ファブリックボードの花菱(はなびし)模様は平安時代の有職文様。お祝いの場にふさわしく、高貴さ・上品さや長寿・子孫繁栄意味も表します。
浅葱
Asagi
~爽やかな五月の空~
祭畤地域の五月の空。
夏の真っ青までいかない健やかな空の下、
苗を植えながら見上げた空。
ファブリックボードには、すくすくと成長するといわれる麻の葉模様をあしらい、これから夏にかけて、季節が華やいでいく様子をイメージしました。麻の葉は成長が早いことから強い生命力を象徴し、子供の健やかな成長への願いも込められています。
瑠璃
Ruri
~オオルリと夏の涼~
凛とした青が涼しく感じられる季節、夏。
栗駒山麓には艶のある美しい声の鳥「オオルリ」がさえずります。瑠璃(るり)はラピスラズリを示し、仏教の経典にも記される七宝(しっぽう)の1つです。
連鎖する円形の七宝模様をテーマにしたファブリックボードには、人の御縁や繋がりが広がっていくようにと願いがこめられています。
*「七宝」… 金,銀,瑠璃(るり),玻璃(はり),しゃこ貝 ,珊瑚,瑪瑙(めのう)
竜胆
Rindo
~晩夏から初秋の栗駒山~
涼しい秋空の下
栗駒山麓を彩るのはエゾオヤマリンドウ。
竜胆(りんどう)の根や根茎は古くから生薬でもありました。その根が非常に苦いので「竜の肝のような」という意味に由来するそうです。ファブリックボードの亀甲(きっこう)は亀の甲羅ですが、見立ての絵遊びとして「竜」の鱗のようにしつらえました。長寿や健康、魔除け、幸運などを願う吉祥文様です。
茜
Akane
~まもなく眠りに入る晩秋の山~
深い秋の夕空。冬の始まりを感じる季節。
葉を落として眠りはじめる植物たちと、眠りから冷める春も思い描く「雲錦(うんきん)」をファブリックボードにあしらいました。紅葉の散りゆく一抹の寂しさと、春の桜を待ちこがれる日本人の心の風景を見ることができる、とも云われています。
*「雲錦」… 満開の桜を白雲に、鮮やかに色づいた紅葉を絵柄に見立てた言葉です
東雲
Shinonome
~冬だからこそ美しい時間~
透き通る冷たい空気の朝
淡いベージュピンクに染まり始める東の空は、この季節ならではの美しさです。
東雲は、暁(明るくなる前)と曙(日が出る直前)の間のわずかな時間。ファブリックボードの雪輪模様は雪の結晶ですが、春の豊富な雪解け水をも意味することから、豊作をもたらす吉祥文様のひとつです。
雪に包まれる繭の中で、春の夢を見るように、対面には桜をあしらいました。
基本情報
- 部屋数
- 7部屋
- 客室設備
- テレビ、電話、お茶セット、冷蔵庫、洗浄機能付きトイレ
- アメニティ
- ドライヤー、タオル、歯ブラシ、髭剃り、ヘアコーム、コットンセット、女性専用(NEMOHAMOフェイスアメニティ、温泉せっけん)など
- インターネット
- 全室対応
[接続方法] Wi-Fi
[インターネット接続] 無料 - チェックイン
- [通常] 15:00~18:00
- チェックアウト
- 10:00
- キャンセルポリシー
- 7~4日前:宿泊料金の20%
3~2日前:宿泊料金の50%
前日:宿泊料金の80%
当日:宿泊料金の100%
不泊:宿泊料金の100% - 電話対応時間
- 水曜日〜日曜日 9:00から18:00
(月曜日、火曜日を除く) - 駐車場
- 10台分