周辺のおすすめ
春は雪解けの喜び、夏は水の潤い、秋は生命の冬支度、冬は英気を養う。
季節の巡りの中で変化していく祭畤温泉周辺の自然界や観光をご紹介いたします。
春

祭畤の森は、春になると、雪に包まれて眠っていた生きものたちが徐々に目覚め、植物の芽生え、多様な鳥たちのさえずり、まさに生命の賛歌ともいえる花開く時間を味わえます。
そこからほど近い栗駒山に花が咲くのは雪解け後の6月頃、ヒナザクラをはじめ、イワカガミ、ワタスゲ、ツリガネツツジなどさまざまな花の合唱が始まります。地上では当館近隣のブナ林や、車で70分のArk館ケ森、当館から100分ほどの室根高原県立自然公園など、春の見どころは満載です。


夏

透き通るような川面に心を映しながら、優雅に川下りができる猊鼻渓(げいびけい)、澄み渡る空の下カヤックを楽しめる奥州湖、遊び心ある「かっこう団子」も楽しみながら涼しさを堪能する厳美渓(げんびけい)、かみくらからアクセスできる夏は、美しい水に溢れています。
欧米ではしばしば「山は天然の給水塔」と形容されるそうですが、この美しい湖や渓谷を私たちが夏に楽しめるのは、栗駒山をはじめとする母なる山々のおかげです。
長い冬のなかで蓄えられた雪が、春のおとずれとともに少しずつ溶けていき、この水辺の美しさを演出してくれています。
山の巡りの中で心と体が潤う夏のアクティビティをお過ごしください。


秋

あたり一面真っ赤に染まる「神の絨毯」と呼ばれるのは、栗駒山。(地元では須川岳とも呼ばれています。)
恵み溢れる栗駒山は多くの生命が冬に備えて艶やかに変化していく眠りへの準備を垣間見れます。
その麓にある「須川湖」は別名「朱沼」と呼ばれ、周辺をブナ林に覆われ、湖面に移る紅葉も美しい湖です。
世界遺産中尊寺はどの季節も楽しめますが、特に秋はその奥に位置する弁財天堂が見どころ。水鏡がお堂を照らし紅葉の中で幻想的な佇まいです。
自然散策も文化探訪も楽しめる秋のかみくらでお待ちしております。


冬

こもる冬。山深いかみくらの冬はすっぽりと雪に覆われます。
音のない時間を静かに屋内で過ごす‘おこもり’もお勧めですが雪に触れたいときは近くにあるスキー場・祭畤スノーランドでもお楽しみいただけます。
アクティビティよりも、ゆったりと楽しみたいお客様はコタツで船下りができる猊鼻渓がお勧めです。
雪に覆われた高さ50mを超える石灰岩がおよそ2kmほどつづき、まるで水墨画のような世界をご堪能いただけます。朝は雪空もありますが、その雲が朝日の光をグラデーションして伝えてくれる幻想的な時間を味わえます。
寒いからこそ楽しめる、冬の一関をお楽しみください。

